我が子が急に入院!?子どもの医療保険は必要か?

子どもの医療保険子育て

先日久しぶりに子どもが何日も熱を出し、子どもの病気やけがについて改めて考えました。子どもの突然の病気や入院は、どんな親にとっても心配ごとの一つ。入院するような大きな病気や大けがはないと願いたい… でも”そのとき”は急にやってきました。

私も子どもたちの入院を経験しています。

  • 新生児 約2週間入院(毎日通い)
  • 1歳 病気で3日間入院(付き添い入院あり)
  • 2歳 病気で5日間入院(付き添い入院あり)
  • 7歳 ケガで1日入院

実際に子どもの入院という事態を経験して思ったことが多くあり、気に留めるべきことをまとめました。子どもの医療保険について考えるきっかけにもなりました。仕事に子育てに忙しいママたちにとって、子どもと自分や家族を守るためのヒントになれば幸いです。

子どもの医療費で公的にカバーされるのは?

子どもが小さい頃は頻繁にクリニックのお世話になります。我が家も一体何回小児科や耳鼻科、皮膚科に通ったか、数えきれません。毎回、子どもがクリニックにかかるときの医療費と薬代は健康保険の補助と市区町村の補助でカバーされるので、持ち出しはほとんどありません。肌荒れ用の混合クリームを入れる容器や赤ちゃんのシロップ用スポイトなどがあった記憶がありますが、数十円程度でした。

日本の子どもに対する医療保障は手厚いと言われます。

公的制度である各種健康保険でカバーされるのが、

0歳から就学前までは8割

義務教育中は7割

残りは本来親の負担になるところですが、自治体の補助でまかなわれています。東京都の例でいうと、小学校から中学校卒業年度までは7割を都が負担してくれ、R5年度より3年間は高校卒業年度まで延長されることになりました。

※補償の上限年齢と補助金額については各自治体により定めが異なります。

子どもの入院に関して公的にカバーされる費用

子どもの医療費については、診察料と薬代など保険適用となる分の自己負担分が無料になります。それだけ公的にカバーされるなら子ども医療保険は必要ないのでは?と思いますよね。私もそう思っていました。が、実際に入院を経験してみると、”その他”の負担が大きいことがわかりました。

子どもが入院して実感した”その他”の負担

自分の子どもが入院したとき、新生児のときは授乳のため毎日病院に通いました。産褥期に毎日移動するのは心身共にかなりキツかったです。1歳と2歳の入院ではできる限り付き添いで夜も同じ場所で過ごしました。大きな病院でしたが、ベビーベッドの横にソファーがあり、それがベッド状にできる素晴らしいものだったので簡易ベッドをお願いすることはありませんでした。でもベッドにできるソファがなかったら簡易ベッドは必要だったはず。

実際に子どもが入院し、必要性を感じたものを書き出してみました。

必要な可能性あり
  • 付き添い入院用の簡易ベッド費用
  • 病室を個室にするための大部屋との差額料金(付き添い入院で簡易ベッドを入れるためには大部屋だと入らないことが多い)
  • 病院と家を往復するための交通費
  • 付き添い入院する人の食事代
  • 入院してない兄弟姉妹のためのシッターやファミリーサポートなどの費用
  • 長期入院が必要になった場合、親の収入減に対する補償
  • ポケットwifiレンタル料(病院に使用可能エリアがある場合のみ!
  • 入院中の子どもが遊ぶためのおもちゃや本の購入費

公的な医療制度でカバーしてくれるのは子ども本人の入院にかかる費用。でも、幼い子が入院するとき、親のサポートが必須になります。そして”その他の費用”は嵩むとけっこうな額になる可能性があります。

子どもの入院中、着替えや洗濯、兄弟のケアのため何度も家と病院を往復しました。大きな病院が家のすぐそばにあるとは限りませんよね。私は子どもの入院時、自転車で20分ほどの大きな病院に通うことになりましたが、ただでさえ疲労している中での移動は苦しかったです。

病院は付き添いの人の食事が無いことも多いです。私は病院付属の売店やコンビニでおにぎりなどの軽食を買い過ごしました。長期化すると自分の身体が壊れてしまいそう!

また、入院が長期になる場合、通勤している場合や人と関わりながら進めるような仕事の場合は影響が大きいと感じました。

有給休暇や看護休暇でカバーできるのか、それでもまかなえない分は収入が減る可能性もあるかもしれません。入院時は病院にpcを持ち込んで最低限の仕事をすることになりましたが、叶わないケースもあることでしょう。通勤しなければならない仕事の場合はそうもいきませんし、電子機器やwifiの使用が禁止の病院や病棟もあると思います。

※看護休暇については会社により規定(有給か無給かなど)は異なります。

子どもの医療に備える保険の種類

子どもの医療に備える保険には様々なタイプがあります。

医療保険

病気やケガで入院した際、給付金を受け取ることができます。入院給付金、日額○円、1回○円、と支給され、保険商品ごとに給付条件はことなります。使用用途に規定がないことも多いです。その場合、たとえば2万円支給を受けたら、その用途は差額ベッド代でも兄弟の一時保育料でも親の収入補償に充てても問題ありません。

親の生命保険に家族特約をつける

親の名義で入る生命保険に家族特約をつけられるものもあります。

学資保険に医療特約をつける

子どもが生まれたときに検討することも多い学資保険。これに医療特約をつけるアイデアもあります。入院や手術で一時金が出ます。

結局、子どもの医療保険は必要なのか?

結局のところ、子どもの医療保険の必要性は各家庭の経済状況や家庭の育児バランスによると思いました。

  • 貯蓄が潤沢にあるか
  • 夫婦ともに外勤か、在宅か、どちらかが専業主婦(夫)かどうか
  • 家の近くに頼れる人が居るかどうか
  • 入院が短期なのか長期にわたるのか
  • 住んでいる自治体の医療制度による助成の範囲は十分か

などなど、いざというときに頼りになるものは家庭によって違いますよね。短期入院を一時的に乗り越えられるだけの貯蓄や、ヘルプを頼める先があれば乗り切ることができるように思います。また、自治体により補償の格差があります。入院の費用を24歳年度まで助成してくれる自治体もあれば、就学前までしか助成がないところもあります。

さまざまな商品が出ていますので専門家に相談するのがおすすめです。ご家庭の家族構成や状況に合わせた提案をしてもらい、補償内容や条件もしっかり説明を受けてください。

子どもと家族を守るための手を考えておきたいですね。

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