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自分の意見を自由に言うことは、自分のためにはもちろん、企業の成長という側面からもとても重要です。しかし、自分の意見が持てなくなった経験はありませんか。
私は過去、仕事において自分の意見を求められる場面で自分の意見が言えなくなってしまったことがあります。しかもそれはしばらく続きました。その状況から脱出しようと学び、考察し、ある応えにたどり着きました。
それは「自分の時間を取らなかったこと」と「仕事上での心理的安全性の欠如」の両方が原因ではないか、ということでした。同じ悩みに直面する方も多いかも知れません。自分の意見が持てなくなる原因や対策についてまとめてみたいと思います。
自分の時間を確保することの重要性
子育てや介護、また他の様々な理由で自分の時間を取ることに困難を感じる人は多くいます。しかし、自分の時間を取らないことを続けていると、自分のニーズや興味関心を見失ってしまうのです。自分の時間を割き、自分を大切にする時間を持つことを意識してみましょう。何が好きで物事に対してどう考えるか、などの自分のアイデンティティが確立され、意見を持つことにつながるでしょう。
職場における心理的安全性
心理的安全性とは、他人の反応を気にせずオープンに自分の意見を言うことができる雰囲気のある環境です。米・ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授によって提唱されました。『恐れのない組織』に詳しく書かれています。
心理的安全性が確立された環境では失敗や懸念点についても声を上げやすくなり、失敗を未然に防いだり事故を最小限にとどめることが可能となります。企業が理想とするのは、スタッフ皆が意見を出し合い活発に議論しながらプロジェクトをブラッシュアップさせていくこと。そしてその積み重ねは企業を次のステップに進ませることでしょう。
職場でチームのパフォーマンスをアップさせるためには心理的安全性を高めることが必要です。google社のリサーチで有名になったこの概念はビジネス分野で多く聞かれるようになりました。しかし、現実には心理的安全性が欠如した職場も多く存在しています。
たとえば上司が質問した部下に対して高圧的な態度を取ったり、上司がイエスということに対して部下のだれもノーと言えない雰囲気が蔓延していたり。私もそのような心理的安全性が欠如したチームを何度も経験したことがあります。メンバー全員がフロー状態でいることはなかなか難しいのも事実です。
自分の意見を回復するための3つのステップ
失われた自分の意見を回復させましょう。私も実践した次の簡単な3つのステップをご紹介します
1.自己理解
自分がどんな思考パターンを持っているか、どのようなものに興味を持っているか、自分の好みを再確認しましょう。自分自身と向き合うのが最初のステップです。たとえば気に入ったテキストを保存しておいたり、好きなビジュアル表現をフォルダにためておくなどです。ストックしたものをならべてみると、自分の好みや思考パターンが見えてきます。これが第一歩です。
2.情報と自信
次は知識のアップデートです。自分の意見に自信を持つために、情報収集や知識の向上をしましょう。自分の興味に関連するトピックやテーマの情報を積極的に収集することで、自分の意見の裏付けとなる知識を増やし、意見を太くしていきましょう。
3.コミュニケーションの改善
コミュニケーションの改善を考えてみましょう。たとえば、思いついた意見を頭の中に留めたままにしておくことを勇気をもってやめてみるなどです。いちど意見を発してみたら、相手のリアクションも異なるものにかわっていくはず。自分の意見を大切にし、他社とコミュニケーションと反応させながら豊かなコミュニケーションと人間関係を育てていきましょう。
“自分の意見を発することを恐れる”そのインサイトは他者との関係性への不安も考えられます。しかし自分を強くすることでそれは克服することができます。
家庭に心理的安全性はあるか
心理的安全性について知ると、これは子育てや家庭内に応用できる概念であることがわかります。子どもたちにとって意見が言いやすい雰囲気であるか、これは大変重要なことではないでしょうか。心理的安全性のある家庭で育つ子はのびのびと育ち、相手を尊重しながらも自分の意見をきちんと述べることができます。
そのために必要な親のスタンスは
・親が子どもを一人の人としてリスペクトしていること
・子の意見を否定せず聞く
・恐怖を与えないで話をする
親がイライラしていないことが大切な条件ですね。
まとめ
自分の意見が持てなくなることは多くの人が経験することかもしれません。人により様々な原因がありますが、自分の時間が枯渇していることや職場での心理的安全性の欠如などが原因として多くありそうです。
いずれにしても、自分の意見を回復するためのステップがあります。自分の意見が言えなくなり困っている方がいたら、ぜひここで紹介した方法を試してみてください。
心理的安全性は家庭でも大切な要素です。子どもをはじめ、家族やパートナーとすてきなチームワークを築くために、意識してみてはいかがでしょうか。
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